つれづれ

戦艦大和と祖父の話

投稿日:2005年12月26日 更新日:

が公開されますね。小さい頃から祖父が誕生日、クリスマス、こどもの日には戦艦大和や零戦などのプラモデルをプレゼントしてくれました。
それも特大の箱に入った物です。
小学生の頃両手を広げたくらいの大きさがありましたので、1/250戦艦大和は記憶に鮮明です。
自宅の一室の土間部分を小さな作業場としてボール盤を一日中操作していた祖父。
祖父は子供の頃に好奇心から両手指を3本ずつ失っていました。
それによって兵役を免れ、洞窟のような軍需工場などで働いた時期もあったようです。
私の名前はそのとき一緒に働いていた、とてもまじめでよい青年(だったかはおぼろげですが)の名前を頂いたということでした。
洞窟からしみ出す地下水で弁当を冷やして置いたことなど、時々聞かされてはいたのですが
今となるともっと聞いておくべきでした。
最初にもらったことを覚えているプラモデルは 前述の戦艦大和です。
1.2メートルくらいあるやつで、初心者のガキにはもったいなすぎる物です。チューブ式のセメダインで作っていたりしたし
塗装なんてすることも知りませんでしたが、組み立てる楽しさを味わいました。部品を無くしたり、折れた高射砲の銃身…
テレビの上に飾って、ホコリが絡んでハタキで掃除されてボキボキに折れたアンテナ群。母と喧嘩したっけ…
それをもらったとき(受け取る事が出来ない位大きい箱です)一緒にこたつに入っていた父に細かく説明していました。
祖父は戦艦大和の建造に携わっていたようなのです。
箱絵を見ながら指差して、
「ここはこの絵では描かれていないが、本当はこうだ。」
「これはこういう為に付いていたものだ」
など説明していたのを覚えています。
ああ、この映画が気になるんです。
今もって謎の多い、大和と聞くと、なぜか観ずにいられない

-つれづれ

執筆者:


  1. 男たちの大和って・・・・・・やっぱり

    『日々日常』本サイト
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    会長のお供で角川の
    「男たちの大和」
    を観て来た。
    クダラナイ映画を作らせたら
    天下…

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