つれづれ

昭和ロマン館 小松崎茂展

投稿日:2009年2月18日 更新日:

もう五〜六年前の文章が出てきました。
昭和ロマン館(千葉県松戸市)にて12/23まで開催中の
「追悼:昭和を彩った異能の画家 小松崎茂」展へ行ってきました。
小松崎茂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(こまつざき しげる、1915年2月14日 – 2001年12月7日)とは、戦前・戦後から挿絵、各種雑誌への戦記物・空想科学イラストグラビアページなどで活躍し、プラモデルの箱絵(ボックスアート)まで幅広く手がけていた日本の代表的な画家、イラストレーターである。東京生まれ。

たまたま、2名居られる受付係の方が風邪による不在で、
館長さんが対応しておられ楽しいお話をすることが出来ました。
懐かしいものが沢山あり、リアルタイムに発表、制作された物ではなくとも
目にした物ばかり並んでいました。
そういえば、私が子供の頃読んだ絵本は、未来の車とか、宇宙旅行とか
そういう未来の科学のような物が溢れていました。
田宮のミニタリーシリーズのパッケージ、サンダーバードのプラモパッケージ、
円谷プロダクションの特殊兵器のデザイン。
並べられると小松崎茂に囲まれていた事を実感させられます。
田宮のプラモデルは良く作りましたが、
戦車なんて箱絵の格好良さで選んでいましたからね。
そんなふうに展示されているパッケージの原画など見ながら
色合いの淡い画風の見覚えの深いパッケージは
小松崎さんの絵では無いことを知りました。
しかしながら、
その多くが彼の弟子の方々の作品であることも知りました。
今となって思うと私の物作りの楽しさを教えてくれたのは、祖父でした。
物心ついたころの誕生日かこどもの日かクリスマスに大きな箱のプラモデルをプレゼントしてくれました。
なんと1/300スケール位(船体が1メートルくらいありました)の戦艦大和です
出来としては勿体無い出来でしたが、
作り上げることの面白さと充実感を味わったような気がします
それから年に数度は大きなプラモデルをくれました、
その箱の片隅にはプラモデル用接着剤、ニッパー、塗料など小物が一つずつ
入っていて仕上げのテクニックやアドバイス、便利な道具の存在を教えてくれ
綺麗に作ろうという好奇心を揺さぶられ続けて来ました。
その記憶に残る戦艦大和のパッケージが小松崎茂作だったんです。
パッケージの迫力の凄さ、緻密さに箱を取っておきたいなと思ったことも
一度や二度ではありませんでした。
扱いの雑さや結局汚したり無くしてしまいましたが
今こうやって誰の作品か知ることが出来て、改めて眺めることが出来ました。
プラモデル屋さんの箱の積まれた中でパッケージやパーツの出来を眺めて
何時間過ごしたことでしょう。
懐かしさと、周りに溢れていた小松崎茂作品の影響力を改めて感じさせられた
一日でとても有意義に時間を過ごすことが出来ました
皆さんも一度足を運ばれてはいかがでしょうか。
昭和ロマン館
〒270-0034
千葉県松戸市新松戸3-55

http://www.s-roman.com/
小松崎茂オフィシャルサイト

-つれづれ,

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