赤い棘

投稿日:2009年3月18日 更新日:

奥菜恵さんの自叙伝です。

紅い棘



闇は寂しく 美しく
静かに心を映し出す
己を知り 孤独と戯れる有難さ
私は闇から生まれ 闇へと還る

第2章で、芸能人生活を始めた10代の頃からの出来事が綴られていますが、
こんな文章普通でないよ…、それっぽく書くことはあってもあくまで演出で
それを人に見せるなんて、う〜〜〜ん,私には出来ないなあ。
この文章を読んだだけでスゲーヒトだと思います。
霊感がある言う話も聞きましたが、それと合わせてもちょっと恐ろしいなあ。
どこの闇から生まれたんだろう、子宮かな?
これを書いたのが離婚後、でもそのときには付き合っている人が
多分居たわけで、離婚を引きずっていたとしても
それを表に出すって本当に凄い。
この人は、一目見たときから本当に綺麗なヒトだなって思っていました。
最近は疲れが見えるような、やつれてしまったような、
ちょっと一時期に比べてみてしまうと悲しい気がします。
オススメとかそう言う問題ではありません。
彼女の生い立ちはわかるけど、それだけ。
奥菜恵さんに興味があったから読んでみました。

-
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

203号室

203号室 もう蒸し暑い時期は終わりつつある様な気がしますが… さらっと読みやすい加門七海の文体。しかしながらおぞましい、そして薄ら寒い表現が知らないうちに自分を取り巻いている気がしてきます。203号 …

こころ

こころ (集英社文庫) (集英社文庫) 四国への旅行中、手持ちぶさたの時にと思い 本棚へ死蔵されていた文庫本を持って行きました。 中学生だったか、 国語の教科書に表題の本が一部使われておりましたが 内 …

生きながら火に焼かれて

市民会報のお勧め図書にあったので読みましたが、かなりカルチャーショックでした。 本当にこういうところがあるんですね。 著者であるスアドという仮名の女性は、17歳のとき同じ村に住む男性と恋に落ち数度の密 …

映像制作ハンドブック

映像制作ハンドブック―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書 (玄光社MOOK) 広く浅く、まず映像制作について基礎知識を得るのに最適な一冊です。 基本工程と、撮影、編集、録音と基本用語について解説 …

no image

もう自衛するしかない「水道水」

正式名称は もう自衛するしかない「水道水」 水の惑星「地球」が危ない 閲、序 岩井重久 工学教授 著 葛原信二 1992年刊 もう十数年前からこんなことが言われていたんですね。 今に比べれば、味として …