日本のトップに立つ男

○かくして私は日本のトップに立つ男となった

去る2003年...

8月10日の晩から出発し、11日御殿場は雨のなか須走口を目指して我が愛車のマーチで疾走します。
アーシング、フォグの設置を済ませ洗車して向かいました。
かなりご機嫌。

ただ、フォグスイッチの為に引き込んだケーブル口の蓋に手が届かず開いたままなのです。
まあ問題ないだろうと思っていたのも束の間。高速道路を疾走中に何故か室温が急上昇。
スイッチを入れていないのにヒーター全開状態です。

エンジンの熱気が室内に流れ込んでいるのでした。
高速で窓を開けられないし、暑い(ではなく熱い)>冷風最大>エンジン負荷増>発熱量増という悪循環!
帰って速攻で手製の蓋を作って塞ぎました。

さて本題に戻って、御殿場から須走口。
色々な情報ではお盆時期は駐車場は大変な事になっているそうだ。
しかしながら新五合目の駐車場に至るまでエスティマを一台追い抜いただけだ。
対向車も明かりも全く無し。

途中そんな急坂には見えないんだけど止まりそうな位にスピードダウンしてしまった。
勿論ローのアクセルベタ踏み。あれは焦りました。

特に高速降りてからはエアコンは入れていないし雨で外気温は低めオーバーヒートの雰囲気も無いんだけど。お盆の霊峰なだけにちょっと青い。

なんとか無事に駐車場に着いたんだけど、こちらは余り広くなく既に手前に路駐。
遅いと2km歩くって言うんだから200m手前くらいで済んだのは幸運。
もちろん、マーチでギリギリの並列駐車を成し得た私のテクニックの賜物でもある!?

ここで既に標高2000メートルほど。
装備を済ましてパッキングし直してコーヒーを沸かして引き締める。
ここらで空がにわかに明るくなってきた。
流石にご来光を狙ったわけではないが真っ暗で登るのは不安。

少しでも夜が明けたら出発の予定だったので丁度よい。
(雨は五合目では降っていなかった)

薄暗い五合目の店先では既に出発する人もいる。
お店の兄ちゃん達が元気に「いってらっしゃい」と声をかけてくれる。
元気が出ます!!

ここは五合目であって本五合目というのがあるらしい。そこが本物。

本五合目手までは木が茂っているがここを過ぎると低木になる。
更に六合目を過ぎると高原植物の茂みや花くらいしかない。
七合を越えると岩肌にちろっと草があった?
って位で尖った岩がゴロゴロして殺伐とした世界になっている。

しかし下界を見下ろせば雲は足下、湖や山並みが雲海の切れ目から見えるし天国に
居るような気分になる。
見下ろすと結構急斜面で八合五尺からは這いつくばる感じで登っていくんだ。
九合目は土砂崩れで埋まっていたし。落ちたら助からないなあって感じです。

六合目の次は七合目だって勝手に思っているじゃないですか・・・
あれが七合目であれが八合目って目標を立てていると七合目の次は本七合目だったり
結構心くじけちゃったりするんですが、意外に登るのが早いので上に行くほど楽しい。

登頂すると話に聞いていたゴミ問題が目の前に迫ってきます。
もちろん我々はゴミを落としたりしない。でも拾っている余裕も無かった・・・
とは言っても登山道で飴の包み紙を三つほど見たくらいで思ったほどゴミが目立つ
という印象はなかった。
頂上のお店の前の休憩所の下の斜面には瓶の破片が散乱していて、岩肌が見えず地獄絵図のような有り様。
これはヒデエ。簡単に降りてく事のできる場所でもないし一人や二人でできる規模ではないのでぼう然としてしまう

嘆きはこれくらいにして、テレビで見たバイオトイレ。
微生物が分解してくれるやつ。これは清潔だし全然臭くない。でも使用料が高い300円でした。
他のは100円くらいですが設置に数千万円かかると言っていたような気がするし
垂れ流しのトイレよりはマシだろう。このくらいの負担はいとわないつもりだ。

十合目から富士山頂を目指すというお鉢巡り
(これは富士山火口の鉢状の縁を歩くからお鉢巡りと言うのだろう:刈谷説)
これは本当に峰を歩くという感じで転げ落ちたら一巻の終わりです。
風が強いのでやめたほうが良いといわれ断念。富士山観測所があるのが山頂のようです。
次登ったら鉢巡りしてやる!

火口はというと気持ち程度のロープが張ってあります。ぎりぎりまで行って下を覗けますが、
突風が吹けば数人は落ちます。
落ちそうになってロープを握ったとしても一緒に落ちるであろう程度。
整備不備とかいうより秘境というか限界まで来たという感じがしてあえてあのままでも良いのではないだろうか・・・。

しばらく休憩の後に、下りに入ります。
須走口という由来の通り須走で降りることができる口なのでラクチンなのだそうです。
砂地の下山道が続きくるぶし辺りまで砂に潜ります。
それを上手く利用するとリズム良く走るように降りれるのだとか。

私は足下不安定になってスピード出せませんでした。一度走ったら止まれないよ。


登りは普通に大変でしたが下りは苦痛が伴いこちらの方が辛かったです。
六合目で完全に下山道とわかれ、視界の果てまで須走の砂地。
つま先に負荷がかかって痛いのなんの!
勿論ハイカットのトレッキングシューズで足首を締めつま先方向にずれないようにはしているが辛い。

ハイカットで砂が入らないのがせめてもの救い。
行きは大変ながらも山小屋という目標があったからいい、しかし下りは終わりが見えない。
これがきつかった。
途中朝鮮語をはなす一団が居たが早い早い。
追い越されて遥か先まで行ったあと何故か戻ってくる。
ちらっと耳に入ったところでは道を間違えたんだそうだ・・・。
そして遥か上まで戻った後でまた下ってくる。
やっぱり道があっていたんだそうだ。これにも抜かれてこの一団は見えなくなったとさ。
俺のつま先が痛かったから遅かったんだけど痛くなくてもあのスピードは無理!!

砂払五合から新五合目まで密林を抜ける
最初は良いんだがそのうち雨が降ったら鉄砲水に流されそうな小川の底のような
道を進む。立て札の向きを故意にいじられたら絶対と言えるほど迷う。
そんな道を日が暮れる中ライトで照らしつつ降りていったのだ。

新五合目に戻ったのは19時過ぎ。

店でくれた椎茸茶が塩味がきいていて美味く、
そのベンチから覘くおぼろ月が美しかったのを鮮明に覚えている。

この為に意気込んで買ったカメラレンズ。
広い景色と一杯の雲を撮りたかったので今までの雲が収まりきらないレンズとフィルター
一式をオークションで売り払って一本のレンズを買った。

今までのレンズに比べ径が大きく明るいし広角からズームまで広くカバーしてくれる。
80-300mmのレンズも持っていたが余り使わないのでこの際処分してしまったのだ。
なかなか映りも良く気に入っています。
ただ富士山の過酷な環境で強風に吹かれ続け帰ってきてみるとレンズがジャリジャリ。
一生懸命クリーニングしました。

そんな中で撮影した数枚の風景写真をこちら>MKX Galleryに公開しましたので


売ったレンズ
Canon 28-80mm 1:3.5-5.6 II USM
Canon 75-300mm 1:4-5.6 USM

買ったレンズ
Canon EF24-85mm F3.5-4.5 USM


そのときをモチーフにして描いたものです。

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