映画

メトロポリス

投稿日:2009年8月26日 更新日:


メトロポリス [DVD]

ふる〜いレビューですが…
手塚治虫のメトロポリス観ました
ロードショーも観に行きたいと思っていた、手塚作品です。
レンタルビデオのパッケージに
ジェームスキャメロンも絶賛とシールが貼ってあるのが印象的。
手塚作品全般に言える、後味の悪さというか考えさせる結末が待っています。
ティマ(主人公のアンドロイド)が手塚作品らしからぬ可愛さです。
アングルによってきつい顔になってしまうのが気になりましたが髪の毛のなびき具合は神秘的。
本来の使命に付かされて人間にとっては悪魔と化してしまうのですが、
その前ケンイチとの逃避行でレジスタンス勢力に匿われているとき
肩に鳩がとまり天使のようだねと呟いている光景との対比が印象的でした。
ロボット刑事がデモを起こした民衆に対して
『何故人間は暴力でしか物事を解決できないのか』
と歩み寄るのですがクーデター決起の引き金となってしまいます。
人間の一方的な事情(電磁波兵器実験の影響)で破壊(射殺)されていく
ロボット達には心打たれるものがあります。
そのような事の積み重ねとそれらのコンピュータの記憶による暴走によって
ティマは飲み込まれケンイチと育まれた優しい心は閉ざされてしまいます。
メカニカルパーツは3DCGで表現されているのですが、綺麗さ故の違和感が
少し気になってしまいます。都市部のズームアウトやふかん構図のアングルでは
とても綺麗なのですが動きが出ると違和感が出てしまうのでしょうか・・・。
Q:「ロボット」と「アンドロイド」と「サイボーグ」はどう違うのですか?
A:いずれも空想科学小説に登場した名称ですが、実現されているのはロボットだ
  けです。
アンドロイド(Andorids):
 外見からは人間としかみえない人間型機械。映画”BladeRunner”の原作である
 Philip K. Dickの”Do Andorids Dream of Electic Sheep?”
 (1968年早川書房から発売、後ハヤカワ文庫SFとして浅倉久志訳)
 に登場したものがアンドロイドです。映画「ターミネーター」に登場したもの
 もこれに該当します。
サイボーグ(CYBORG):
 人間の体の一部を機械に置き換えて補強したもの.脳だけ人間で他は全部,
 機械という場合もある.映画「ロボコップ」の主役がこれに該当します。なお、
 日本では石森章太郎の作品の「サイボーグ009」が有名です。
ロボット(Robots):
 アンドロイド、サイボーグの比較で考えるならば人間の機能部分(腕等)を
 機械で作り上げた物といえます.そしてAndoridsは究極のロボットとも考
 えられます。
日本ロボット学会 Q&Aより引用

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