つれづれ

能登の旅-8 〜帰途〜

投稿日:2007年6月11日 更新日:

〜1998年の旅行のお話です。8回にも及ぶ長編。
旧コンテンツからまとめて引っ越ししたものなので、物好きな人は読んでね〜

第7話はこちら
3/29(日)
朝、何度か目を開けたがまた目を閉じ、気が付くと8時近くテレビの音で目覚めた。
(いつも旅行に行くと友人達の優しさなのか、そっと眠らせてくれてしまうのだろう)
急いで着替え食事へ向かった。
シリアルと紅茶とサラダとスクランブルエッグというスタンダードな朝食。
「宿泊料金に込みだからいいやあ」という感じで平らげた。
今日は兼六園、金沢城跡を廻る。
しかしこの頃また、鼻水がズルズルと・・・。
さあ 食事を済ませ、チェックアウト。
兼六園入り口近くのコインロッカーに荷物を詰め込む。
酒粕が必要以上に発酵しない事を祈りながら・・・(笑)


身軽になって幸せに、足取りも軽く金沢城跡を散策。
昔の建造物といえど侮れない立派なもの。
そうは言っても門と宝物殿の様なものしか無かったし、
そこに入ることも出来ずに散歩コースのルートとして歩き過ぎただけだった。
そして兼六園に入る。
私にとっては単なる庭園だった。
写真を撮ったり、甘酒を飲んだり、お菓子を食べたりしたり、時々迷子になるMを気にかけながら散歩していた。
中には民芸館の様なものがありKはこういうものが多分好きだろうと思い聞いたら、
やはり気を引かれている様なのでそこへ入った。
漆器、瀬戸物、陶器、染物など色々な工芸品があった。
その後 近くの庭園などに数カ所廻ったが余り覚えていない。
それにしてもこういう所は一つ一つに入場料を取ってとても高く付く。
見れば見たで奇麗だったり風情があったりするのだが、あまり長居しようという気にはならない。
この辺りに興味のある方々には申し訳ない。
兼六園を出て、その後は何処に行っただろうか・・・。
!!武家屋敷界隈を歩いたのだった。
書いていてさすがに2カ月も経つと記憶が薄れていく。
ここも歩いたが人の往来が途絶えないのでやはり写真も撮らなかった。
私はこの辺りで饅頭やアイスなど色々食べたが、これが昼飯になったのだろうか?
そして開放している武家屋敷「野村家跡」(だったかな?)に入り見物した。
隠し間や庭園、茶室で抹茶とお菓子も付いて頂いた(有料)Kは兼六園で飲んだ物より安いうえにおいしかったそうだ。
私も余り予備知識は無いが、美味しいと思った。
この茶室から見る庭園が結構良く、しばし正座のまま風情に浸った。
さて この後は本当にすることが無く、みる場所も思い当たらずに、
数時間うろうろと歩いていたが目ぼしいものは無かった。
その後、河原が遊歩道のようになっていたので、向かいの酒屋でビールを買いのんびりくつろいでいた。
時間はのんびりと過ぎて行き、そして事件は起こった。
酔っ払いがこちらに寄ってきて話しかけてきたのだった。
うかつにも私は首を動かしたタイミングが良かったのか私に話しかけに来る。
もう 同じ話しをくどくどとしつこく何度も聞かされ、終わるものを待っていたが、そんな酔っ払いの話しは終わるはずもなかった。
もう「行くから」と言って立ち上がり、その場を去った。
せっかく心地よい昼寝の場を見つけたのに邪魔されてしばらく私とMは気分を害し、Kは私をお人良しと笑っていた。
そして列車には2時間以上あったがする事も無く、憩いの場も立ち去り行く所も無く、金沢へ向かった。
金沢駅
ここで 土産と弁当を買って時間を潰すことにした。
40分ほど土産に時間をとり 駅の売り場を彷徨った。
賢くMとKはここで初めて土産を買っていた様だった。
でもいいんだ、私は欲しい物だけ買ったし。土産に迷い、食べ物に迷い 時間は過ぎていった。
列車の時刻。
3人は乗り込み、家路についた。確か大宮に着く直前まで眠っていたような・・・
私にとってこういう旅行は珍しかった。
特に友人と一緒で電車の宿のある旅、男だけという揉め事の無い旅。
ランプの宿 最高でした。
本当に何もなく、くつろぐ為の宿です。
金沢、私には何も魅力は感じられず、運が悪かったのか悪い印象しか残っていません。
そして 感想の少なさ、旅行から戻って2カ月以上経ってから書き上げたという遅さによって後半は密度の薄い物になってしまいましたが、楽しんで頂けましたでしょうか??
それでは また
男3人能登の旅  終わり

-つれづれ
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