元海上自衛隊の潜水艦乗りで幹部の中村秀樹さんの著作です。
さすがに機密などは考慮して書いたらしいですが、うーん、リアル過ぎてこれでも機密を避けたの?って感じです。平和団体の邪魔や中国側の破壊妨害工作が読んでいて腹が立つくらいリアルです。
日米の軍艦が入稿するときだけデモをする平和団体や、記者会見に呼び出して移動中に幕僚が暗殺されるなど平和ボケした日本にはありそうです。
ネタバレをなりますが、それを乗り越えて実際の戦争がどんなものか、というのを官僚や政治家、国民が実感をしてまともな国防体制が確保され尖閣は取り戻すことが出来たというシナリオです。でも法整備や平和ボケした国民、中国側の長期的な政治工作などで苦戦を強いられています。
このブログを復活させるきっかけになった書籍です。
最初は現代の潜水艦戦記と思い手にとりましたが、今この国が置かれている立場を見つめ直したほうが良い一冊です。