アーサー王伝説のサトクリフオリジナルシリーズ全3巻を読み終えました。
映画のアバロンを観て、指輪物語に魅かれて行き着いたアーサー王伝説。
アーサー王と円卓の騎士
―サトクリフ・オリジナル
2001年刊の物(見た中では1番新しいらしい)を図書館で借りてきて読んでいます。
400ページほどでハードカバーですが、字が大きく読み易いです。
原書房 ISBN 4-562-03391-6 1800円(税別)
ローズマリ・サトクリフ著
山本史郎 訳
湖から乙女が出てきたりして確かにそそりますが作りが、甘く感じてしまうのは私だけでしょうか?
いま1巻にあたる「アーサー王と円卓の騎士」を1/3位読み進みましたが、
マーリンって怪しい。とか
エクスカリバーってこんな簡単に手に入っちゃうの?とか円卓ってバカデカイのね。
(てっきり幹部が会議する8人掛け位の物かと思ってました)
とか勝手に膨らんだ空想とのギャップに打ちのめされています。
ただ返却日も迫りますし(2週間ですが私にとっては短すぎ)
なんて言っている割に読み進んでおります。一応展開は気になります。
私にとっては著者のローズマリサトクリフさんの文体が合わないのか、
訳者さんと合わないのか分かりませんが、凄く物足りない。
文面や文字の大きさからいうと、私個人的には対象年齢10〜15才って感じです。
中身を突き詰めてドラマチックに構成し直せば1エピソードで1巻位のボリュウム
にはなると思いますが・・・
無意味に人が死にすぎるし、子供も作られすぎ(着床率高すぎ)
同じ円卓の騎士で、仲も良いのに逆光で盾の紋章が認識できないだけで
「いざ勝負!」となって死ぬまで戦うか情けを受けるかどちらかになってしまう。
それでは騎士も消耗品です。
法で裁かれる平等な世の中を作ることに人生を賭けたアーサーには悪いですが、
騎士をもっと大事にして欲しいところです。
むやみに決闘はしないとか・・・
聖剣エクスカリバーも簡単に手に入っちゃうし。
マーリンも意外と怪しい人物だし去年読んだ「指輪物語」と
比較するのは悪いけど50対2位で完敗です。
全くの私見で申し訳ありませんが、ファンの皆様を敵にわましてしまうかも知れませんが、私個人の感想です。