203号室
もう蒸し暑い時期は終わりつつある様な気がしますが…
さらっと読みやすい加門七海の文体。しかしながらおぞましい、そして薄ら寒い表現が知らないうちに自分を取り巻いている気がしてきます。203号室に越してきた地方出身の大学生。その部屋でおこる怪奇な出来事とその顛末。
ホラーにあるがごとく、そしてまた繰り返された。というような落ちですが、小蠅が人間の形を作る、体温を感じる床など。
いや〜怖いけど読みたくなってしまいます。
この人自身、色んな現象にあうようでこれがまた怖いんですが、さらっと言ってしまうんですよ。
文藝百物語で知りました。慣れてるのかな?
203号室
投稿日:2006年9月4日 更新日:
執筆者:Owner