搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た!

投稿日:2008年8月7日 更新日:


搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)

もとバイク便ライダーの著者が、
バイク便ライダーがワーカーホリック(仕事中毒)に
陥る環境を語りながら団塊世代のワーキングプア、
体を酷使しつつ、
ライダーとしての格好良さよりも
バイク便ライダーとしてのテクニックと
それに向いたバイクが格好良く思えてしまう謎。

趣味と仕事が同一化、それも仕事が不安定なとき
更なるワーカーホリックが待っているという恐ろしさ。
個人請負としての業務なので労災もおりない、
バイクのメンテや消耗品も全て自腹という
バイク便の過酷な環境が垣間みれます。
バイクに一日中乗ってられるからという理由で
郵便局員になった方をアルバイト時代に郵便局で
たくさんお会いしましたが、公務員ならば一応安定した職場ですね。
しかし、バイク便は時給の個人請け負い…
数多くこなせば歩合制も数字的には手取りが多くなります。
しかし、時給制に戻せないという後戻り出来ない選択。
事故にあってけがをしたら収入も労災も保険も無い、そんな環境です。
『自分のバイクに乗ってられるから』というそういう次元ではないですね。
今はバイクを手放してしまいましたが、
一時バイクに乗っていて仕事のできるバイク便に魅力を感じたことがあります。
バイクに乗っていられるからということで、郵便局の配達員になったという
方もバイト時代にいらっしゃいました。
私は、バイクの維持費も自分持ちというところで「無理だ」と思いました。
この著者の語っていることは、
好きな事を職業にすることは悪いことではない、
それで生活と人生が成り立たないのが問題だ。

ということを言おうとしているのではと確信しました。

-
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人

祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人 当時一番の芸子さん(で呼び名はよかったのかちょっと不安)の回顧録というか、ショートエッセイとかエピソード集みたいな感じ。 たしかに昇る人と昇りきれないひととの …

マンガ 嫌韓流

マンガ嫌韓流2005/7 さらっと読んでしまいました。 ああ、やっぱりなという感じです。 中国も韓国も朝鮮も同じ人種だな〜って いうのが読後の印象でした。 しかし、紙質があつすぎるしちょっと高い。薄く …

自転車トラブル解決ブック

とりあえずはmixiでお勧めされた  自転車トラブル解決ブック が近くの本屋にありましたので買ってきました。 簡潔で、写真入りで分かりやすくいいねえ。 この本があったら、前のMOUNTAIN CATは …

マンガ中国入門

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究 同じく問題作の「マンガ嫌韓流」と本書の出版時期が重なったのは 「偶然」というよりはむしろ日本の国民感情の「マグマ」が臨界点 に達しつつあることからくる「必然」のよ …

廃道をゆく/酷道をゆく

本屋で、衝動的に欲しくなった逸品。 だけど思いとどまって図書館で予約、読破。 廃道をゆく (イカロス・ムック) posted with ヨメレバ イカロス出版 2008-10-31 Amazonで購入 …