沖で待つ

投稿日:2011年2月1日 更新日:



沖で待つ


絲山秋子の短編小説。第134回芥川賞受賞作
特に芥川賞の受賞作品だから読むというのはあまり無いのですが読んでみました。
だれかの書評を読んで気になったんでしょうね。
同じゼネコン系に就職した2人の秘密の約束についての話です。
お互いが、もしも死んだ場合に残った方はパソコンのハードディスクを破壊するという
ものです。
確かに自分が予期せずこの世にいなくなったら…
見られたくないデータや書類ってありますよね。
その点に関しては、激しく同意します。
また、タイトルと全然関係ないじゃんと思っていたストーリーですが
最後ではっきりします。
主人公は格好よい訳でなく、太った男性と30代後半の未婚で無職の女性です。
ハローワークに通っていたりお見合いで酷いことを言われたり
現在の世相が現れているというか、人ごとでない気もします。
友人や家族の残していった余韻
そんな物が感じられる作品でした。
本編も短いのでさらっと読み終わります。

-
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

203号室

203号室 もう蒸し暑い時期は終わりつつある様な気がしますが… さらっと読みやすい加門七海の文体。しかしながらおぞましい、そして薄ら寒い表現が知らないうちに自分を取り巻いている気がしてきます。203号 …

no image

今、赤ちゃんが不思議!

これが、胎内記憶関連で最初に読んだ本です。 これをかなり実践しました 今、赤ちゃんが不思議!elfin books series お腹の赤ちゃんと会話する方法!これいいなあ。後半はオカルトになってきて …

上海、かたつむりの家

上海、かたつむりの家 今まで誰もここまで描けなかった 可笑しくて、切なくて、100%リアル! 中国の大ベストセラー小説、初邦訳 本書『上海、かたつむりの家』は、大都市・上海で生きる男女4人の可笑しくも …

no image

もう自衛するしかない「水道水」

正式名称は もう自衛するしかない「水道水」 水の惑星「地球」が危ない 閲、序 岩井重久 工学教授 著 葛原信二 1992年刊 もう十数年前からこんなことが言われていたんですね。 今に比べれば、味として …

no image

稲川淳二の二度と話したくない怖い話

稲川淳二の二度と話したくない怖い話 蒸し暑い時期がやって参りましたね〜 本人の体験した不気味な話し怖い話、不思議な話。 この人の体験は恐すぎる、けど読 みたい。 主に幼少期の話しが多く語られています。 …