源氏物語を読む

投稿日:2010年11月16日 更新日:


genji謹訳 源氏物語 一

源氏物語、読んでみました。

古典学者であり、作家である林望氏の畢生の大作、ついに刊行開始!
原作の『源氏物語』を正確に味わいながら、現代小説を読むようにすらすら読める。
「名訳」を超えた完全現代語訳が、ここに誕生。

ということです。
開いたまま置いても閉じないし、癖がつかないなかなか便利な製本方法です。
文体は、軽いというか分かりやすくて楽しいというか、クスッと笑ってしまいます。
妻にちらっと聞かせたところ、風情がないと切り捨てられましたが
古語ですと、なかなか読めないのでとっつき易くてのではないでしょうか?
学者であり、作家であるという著者により分かりやすくなっています。
意味も変えることなく訳しているとのことです。
帚木の小君に文を持たせ、返事を貰えない旨を聞くと
「なんだ、頼みがいのないことだなあ、がっかりしたぞ」
と言う調子の光源氏、
こうやって読むと光源氏もなかなか憎めませんね。
桃尻語訳
なんていうもっと砕けた現代語訳の枕草子なんかも20年以上前くらいに読んだ記憶があります。

-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む

PS VRが欲しくてたまらないです。 バイオハザード7、トレーラーやYouTubeを見てるだけで怖い。怖いの苦手なのに体験したい!! のでしが、まだPS VRが無いので、本だけでも読んでみました。 V …

山椒大夫

森鴎外による短編集。 どれも短く、読みやすい作品です。 そのうちの山椒大夫が読みたかったのです。 厨子王、安寿が消息不明の父を訪ねる旅をしているうちに、 人買いに騙されて売り払われてします。 日本昔話 …

悪魔が来りて笛を吹く

どこかで聞いた事のある名作です。 気にはなっていたので漫画で読んでみました。 私は登場人物を把握するのが苦手。 劇画調でカットによって人が変わる。ちょっと分かりにくかったです。 なんとかね、気になって …

すぐわかる日本の甲冑・武具

日本の甲冑も華があってすきです。 これは武具の移り変わり、時代への適応、など歴史に沿ってその進化と変化の必要性を語られています。 歴史物はそういう背景とリンクすると一気に理解度が深まりますよね。 頭に …

『逢魔怪奇探偵団』事件簿−怪奇の現場へ探偵団が飛ぶ−

恐怖投稿 逢魔が時物語 呪禁の檻で書いた、怪談 逢魔が時物語の別規格メールマガジンが刊行されます。 今回は有料マガジンなのですが、雲谷斎さんの執筆で楽しみです。 >> 詳細 『逢魔怪奇探偵団』事件簿− …