やっと見ることができました。新海誠の最新作。
『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』を見ましたが、どちらも二人の思いだけではどうしようもない壁や空間、時間が立ちはだかっています。
今回も、焦る心、やるせなさが全体を覆いますが、
それに伴う背景画の美しさ、カットの素晴らしさがそれを包んでいます。
1話、一緒に中学に進学すると思っていた仲の良い同級生が引っ越してしまった栃木まで会いに行きます。
途中からは激しい雪、携帯電話という連絡手段もなく(そういう時代設定?)遅れる列車。
まあ、2人の心を描写しているんでしょう。
中学生の二人が雪の中、農作業小屋で夜を越すとか駅の待合室で11時過ぎまで女の子一人が待っているとかあり得ない感じ。
てっきり女の子の家に泊めてもらうと思っていました。
そもそも中学生で栃木って遠く無いですよね。大宮を過ぎるとめっきり家が減ったとか…ちょっと、時代背景なのかな…
私らが中学生と言っても約20年前、もちろんポケベルも携帯も(普通には)なかった。
「Other voices-遠い声-」(新海誠さんの個人サイト)
2008年 日本 おすすめ度