下駄で歩いた巴里

投稿日:2010年8月6日 更新日:

昭和初期に一人で気ままにシベリア鉄道に乗って巴里、ロンドンに行ったり
基本的に自由人?
文体も硬くなく、語り口調の日記という感じでしょうか?
どことなくアンネの日記を読んでいる様な気分になります。
期待と閉塞感とちょっびりホームシック。
積極的に現地の文化を試してみて、地元の人々と交流してみる。
これが旅の醍醐味だと思いますが、こんな気ままな現地滞在してみたいです。
でも、身につけた物をガラクタ屋さんに売ったり、お金は豊富なわけではないようです。
ロンドンには均一百貨店というものがあるそうです。
安めで日用品が揃い、価格も均一価格と聞くと100円ショップですよね。
海外には古くからあったんだ…
なんて単純に感心しました。
短編集で、後半ちょっと退屈になってしまいましたが
一遍一遍が短めであっさりしているので読み切りました。


林芙美子紀行集下駄で歩いた巴里 (岩波文庫)

-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

シズコさん

シズコさん 娘が母に付いて語る一冊。 エッセイというか、母と佐野洋子さんご自身の一緒を綴った一冊という感じです。 とは言っても70歳を過ぎています。 四歳位の時、手をつなごうと思って母さんの手に入れた …

家の暗号

家の暗号―あなたの成功は住まいで決まる 著者の 樹門 幸宰 さんは、 いろいろな暗号シリーズを展開していらっしゃるんですね。 3代にわたる運勢とか盛衰など、 ちょっと荷が重いというか疲れてしまったので …

間違いだらけの外断熱/内断熱住宅

間違いだらけの外断熱/内断熱住宅―「高気密・高断熱」だけでは良い家とはいえない (Yell books) 断熱の外か内かではなく、 きちんと施工してあって気密性が保たれていることが 大事ということが書 …

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た!

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書) もとバイク便ライダーの著者が、 バイク便ライダーがワーカーホリック(仕事中毒)に 陥る環境を語りながら団塊世代のワーキングプア、 体を酷使 …

BLOODY MONDAY

を読みました。 昨年末辺りからドラマでやっていて、原作が気になったのです。 一気に読み終えました。 とりあえず現在のところ、シーズン1は11巻で完結しています。 ブラッディーマンデー(少年マガジンコミ …