オススメ

世界がさばく東京裁判

投稿日:2006年4月17日 更新日:


世界がさばく東京裁判

やっと読み終わりました。
現在の中国韓国の靖国、過去に対する謝罪、戦争責任などに対する対応スタンスの根源を理解するとともに
なぜ靖国に戦犯と呼ばれる方々が祀られているのか、そもそも戦犯とは何かということが理解できました。
時々話題になる日教組(日本教職員組合)がなぜ、日本の歴史やスタンスに対し自己批判的なのかというのが分かりました(GHQの協力の下に作られたという経歴だけで十分でしょう。)


戦後日本は、一方的な裁判である東京裁判に対して国際的に批判することなく事実上受け入れてしまった為にこの裁判(判決でなく)を肯定してしまっていたのですね。中国、韓国の批判の原点はこの上に成り立つ物なのです。
また、東京裁判自体国際法に則っていなかったり、裁判員自体の構成が戦勝国ばかりだったりとか、アメリカの判事などにも批判的な人間が居たりとか驚きました。
また、インドは現在も日本支持だったりとか、日本軍の指揮官であったりするだけでA級戦犯になってしまったりとか。
今までも太平洋戦争関係のドキュメントを見ていたらどうしても追い込まれたようにしか見えなかったんですよね。
宣戦布告文書の手続きミスとかで真珠湾攻撃が先になってしまい事実上奇襲になったしまったり、アメリカの謀略も
いっぱいあるんですよ。
その一方的な勝者の裁きによる東京(だけではないらしいですが)裁判で戦犯になった方々があまりにもという国民感情によって靖国に祀られ戦犯としてではなく戦死者として葬られているのです。
北方領土、樺太(現サハリン)へのロシアによる侵略から現在に至る不法占拠もヤルタでのアメリカとの秘密協定によることなど衝撃の事実もいろいろと書かれていました。それがアメリカでは新聞で書かれたりいろいろ公式文書で公表されていたりする様です。
実際、この戦後教育という名の洗脳が大変上手くことが運んでいるんですね。
その点では、小泉さん安倍さんには頑張っていただきたいです。スタンスを保ちつつ姿勢を通してほしいです。
図書館の本なのですが、タバコ臭がひどくめくるたびにタバコの強烈な匂いが鼻を突き頭が痛くなってしまいました。
申し訳ありませんが消臭スプレーを最初にかけさせていただきました。
長くなりましたし、間違い認識違いもあるかもしれませんが大変勉強になりました。

-, オススメ
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

沖で待つ

沖で待つ 絲山秋子の短編小説。第134回芥川賞受賞作 特に芥川賞の受賞作品だから読むというのはあまり無いのですが読んでみました。 だれかの書評を読んで気になったんでしょうね。 同じゼネコン系に就職した …

キッパリ

キッパリ!?たった5分間で自… キッパリ読み終わりました 図書館で予約したんですが、長かった予約待ち。 たしかそうですよ、これが出たのが去年の7月ですから半年待ち。 読むのはさらっと終わり …

誰かに話したくなる社名・ロゴマークの秘密

図解誰かに話したくなる社名・ロゴマークの秘密―有名企業76社掲載 トリビアが一杯だ。ロゴマーク全般の動向も分かるし、ヤマサ醤油、ヒゲタ醤油の「ヘ」に付いている「上」の字の秘密など 知らなかったことがい …

「人」を食う中国人 割を食う日本人

「人」を食う中国人 割を食う日本人 五十嵐らんさんの2冊目となる著書です。 ブログに掲載されていた内容に、漫画というか挿絵が付いて読みやすくなった本です。 内容はすでにブログで読んだ物ばかりですが、改 …

自転車少年記―あの風の中へ

自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫) 4歳で初めて自転車に乗った エピソードから、結婚子育てまで。 主人公とその周りの キャラクターの半生を描いている。 どうも私にはしっくりこないのが 田舎が無い …